軽く内容紹介
今回ご紹介する本です。
2人の女性の生き方に焦点が当たっています。
厚い本ではあります。
しかし、
自分の生き方について考えさせられるので、
ぜひ読んでみてください!
映画化した!
こちらは映画化もなされています。
映画監督は黒木瞳、そして吉田羊と木村佳乃らが出演しています。
面白いです。
動画配信サービス、UーNEXTでもご覧いただけます。
以下にリンク先をつけますね。
以下はネタバレを含む感想内容となります。
ネタバレが嫌な方は読まないでください。
感想兼ネタバレ
物語の序盤で若かった夏子は、終盤でおばあちゃんとして登場します。
しかし、自分が女性であることを忘れないその言動には、同じ女性として見習うべき点がたくさんありました。
夏子は素晴らしい女性だと思いました。
登場人物の誰かは言いませんが、人に与えて見返りを求めた方がありました。
もし、その人が他人に与えることだけして、見返りを求めることをしなければ、もっと人生も安泰で、幸せな老後を過ごせたのではないかと思います。
もったいないことをしましたね。
なんて、上から目線で言えるほど、私はできた人間ではございませんが。
本作の途中で、みゆきがなくなリました。
とても悲しかったです。
徹子が初めて遺言書づくりをする場面がありました。
そこで、私は人はこんなにもやらなかったことで後悔するのだと気づきました。
私は、遺言が録音されたものを聞けば、まるでまだ生きているかのように感じられ、一層悲しくなるのではないか、と思いました。
イソくんが「みゆきさん、徹子さん、荻原さんがいつも通りいたころが1番良かった。」と言ってる場面はとても印象的でした。
何気ない日常が、平凡な毎日が1番幸せなんだと、その言葉で改めて気づきました。
また、みゆきさんが徹子さんに宛てた手紙が出てきます。
その内容は、徹子さんの心のうちを言い当てていました。
私は、これが本当の親友なのかと、憧れの気持ちを抱きました。
それから、幸一ができちゃった婚をしてしまったという場面があります。
それが原因で、幸一は自分の目指していた夢を叶えられませんでした。
かわいそうだとは思いましたが、同時に後先考えなかった自分が悪い、自業自得だ、とも思いました。
夏子さんから流れているの血がそうさせているのかもしれませんね。
徹子さんの生涯があっという間に過ぎているのに、彼女の中での印象深い思い出はわずかでした。
私は、人生はまだ長いから、といって単調な毎日を過ごしていると、
いつのまにか年老いてしまうと感じました。
怖いことです。
私は、「やらない後悔よりも、やってする後悔」をして、密度の高い人生を生きていきたいです。
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