大切なこと
新生児期、乳児期、幼児期、学童期それぞれの
発達段階の構図を理解
すること。
心の余裕
そうすることにより、例えば、幼児の情緒的・社会的発達過程を理解していれば、思い通りの反応をしてくれない幼児の相手をするときにも
心の余裕を持てる
まだ発達途中だから、と諦めながら、幼児を尊重した態度を取ることできます。
また、それは、
- 幼児の行動理由と今後の展望についてのある程度の予測
- 私たちが幼児の思いを推測して幼児に寄り添うこと
をも可能にしてくれると思います。
具体例
例えば、着替えを嫌がる幼児に寝衣交換を実施するため、その幼児には二者択一の選択機会を与えた質問内容を投げかけます。
ここで、幼児の回答通り実施したとします。
幼児は自分の希望を叶えた人に対して信頼の情を抱くだけでなく、自分の思い通りになったという安心感のなかで自分で決めたという自信がつきます。
それは、その幼児の自発性につながります。
一方、もしこの手段で着替えさせることができなかったとします。
もし普段から私たちが、幼児に「着替えは絶対しなければならないもの」と、幼児に内在化させることに成功していれば、幼児に着替えをしないことに罪悪感を抱かすことができるのではないでしょうか。
そうであれば、幼児は着替え嫌いを克服できた自分に自信を持ち、自ずと自発性を養います。
まとめ
発達段階の理解は幼児の思いの推測に役立つだけでなく、心の余裕を持たせてくれる。また、発達段階の理解は、子どもが健全に成長するための援助にも役立つ。
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