主に肝臓で産生されるタンパク質群のこと。
C1(補体第1成分)からC9までの9つ。
C3(補体第3成分)
古典経路、レクチン経路、副経路(別経路)
古典経路は、異物に対する抗体が存在する場合の活性経路。
抗原抗体複合物(異物と結合したIgMまたはIgGのFc部分)にC1が結合して活性化が始まる。
C4→C2→C3
C1、C4、C2の活性化を介さず、直接C3が活性化される。
菌体表面の糖鎖とレクチン(タンパク質)が結合してC4から活性化が開始されること。
例えば、マンノースなどの糖鎖にマンノース結合レクチンなどのレクチンが結合してC4から活性化する。
古典経路。
その次に副経路が見つかった。
共通である。
C3b
マスト細胞を刺激してヒスタミンを放出(脱顆粒)させ、血管透過性を高めることによって、食細胞が血管内から組織へ移動するのを促進すること。
炎症部位に好中球などの食細胞を引き寄せ(走化)、炎症を活発にする機能。
C6〜C9を動員して、ウイルスや細菌などの細胞膜に膜傷害性複合体(MAC)を形成し、膜成分に穴を開け、破壊する機能。
※箇条書きにすれば、
・C6からC9の動員と結合
・異物の細胞膜に膜傷害性複合体(MAC)を形成
・膜成分に穴を開ける
→異物の細胞膜の破壊
C3α、C5α
C5b
食細胞が(表面にC3bが結合している細菌を)貪食しやすくなる作用のこと。
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