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薬剤耐性菌Q.1~19

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通常の有効薬剤濃度では発育が阻止されない菌

薬剤感受性菌

病原体を化学物質のはたらきで殺し、またはその発育を阻止して、宿主の持つ防御機構と協力しあって感染症を治癒させる治療法。

ペニシリン、セフェム系、カルバペネムなどのβラクタム系抗菌薬のβラクタム環を加水分解する酵素。

・酵素による薬剤の不活化
・薬剤透過性の低下
・薬剤作用点の変化
・代謝の調節

外膜を変化させることによって、細菌内部への薬剤流入を防いだり、内部の薬剤などの有害な物質を菌体に排出したりして、内部の薬剤濃度を低くし、作用を減らす。

薬剤が作用する細菌側の物質が変化して、作用できなくなる(他の菌には伝達されない)。

ある薬剤に耐性を獲得した菌が、別の薬剤に対しても耐性を示すこと。

作用機序が同じで、その構造も類似する薬剤

・突然変異
・薬剤耐性遺伝子の水平伝播

されない

・同種の菌や異種の菌に接合して、プラスミドを伝達することで、多剤に対する耐性を獲得させる。
・最近に感染するウイルス(バクテリオファージ)による形質導入による伝達で耐性を獲得させる。

・メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)
・バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)
・ペニシリン耐性肺炎球菌(PRSP)
・βラクタマーゼ非産生アンピシリン耐性インフルエンザ菌(BLNAR)
・基質特異性拡張型βラクタマーゼ(ESBL)産生菌
・カルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)
・多剤耐性緑膿菌(MDRP)
・多剤耐性アシネトバクター(MDRA)

・ほとんどの黄色ブドウ球菌がβラクタマーゼを産生するが、βラクタマーゼによって分解されない薬剤のメチシリンやオキサシリンにも耐性を示すようになった
・メチシリンにも結合しない新たなPBP2’を持つようになった
・一般に院内感染が多いが、近年では市中にも広がっている

・腸球菌がバンコマイシンの作用点である細胞壁の成分を変化させて耐性を獲得する。
・腸球菌はもともと多くの抗菌薬に耐性で、有効な薬剤がバンコマイシンなどに限られていたが、近年ではVREが出現し、院内感染の原因菌として問題となっている。
・VanA型とVanB型が問題である。

・ペニシリンに低感受性を示す
・PRSPにはペニシリン系やセフェム系抗菌薬が効かず、カルバペネム系あるいはニューキノロン系抗菌薬が使われる。
・ペニシリン結合タンパク(PBP)の変化によって、そこにおける薬剤親和性が低下

PBP3の変異によりβラクタム系薬に耐性を示す。

・ペニシリナーゼが変異し、セフェム系の抗菌薬に分解する
・市中にも広く定着しつつある
・鶏をはじめとした食肉から分離されることも多い

・カルバペネム系薬剤に耐性を示す腸内細菌科細菌:大腸菌、クレブシエラ属、セラチア属など
・CPE:カルバペネム系抗菌薬を分解するカルバペネマーゼを産生
・カルバペネマーゼ遺伝子はプラスミド上に存在(ESBLも同様)
・ほとんどの抗菌薬が無効であるため、厳重な対策が必要

>> 薬剤耐性菌Q.20~26


感染系

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