特定の抗原に対して免疫応答が起こらない状態。
・免疫寛容の中でも、特に自己の生体成分(自己抗原)に対する免疫寛容のこと。
・中枢性寛容と末梢性寛容がある。
自己のMHC分子と全く反応しないものは選択されず、死滅する。
自己のMHC+自己抗原に強い反応を示すT細胞
自己のMHCを認識し、なおかつそれ以外の自己成分と反応しないT細胞。
抹消性寛容の機構
制御性T細胞(Treg)
抑制性サイトカインであるIL-10などを産生し、Tc細胞を抑制するなどの免疫抑制を行っていると考えられる。
骨髄において、B細胞が文化・成熟する過程。
B細胞の抗体産生には、一般的にT細胞のヘルプが必要であることから、T細胞が自己抗原に寛容となっている場合、その自己抗原に反応するB細胞が存在したとしても、十分な量の抗体を産生することはできない。
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