映画『そしてバトンは渡された』を見て

日記
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※上記画像はAmazonより

始まりはよかった。

ただ、家族とみるには勇気が必要な映画に感じた。

たくさんのドラマを見てきて辟易していたのもあるかもしれないが、正直、途中途中の「これが親子愛です」という感じの描写や派手な演技、いかにも「こんなにも可哀想なんです」という表現方法などには、またかと。同時に少し気恥ずかしさも感じ、テレビを消したくなった。

早瀬くんの家庭についてだが、彼の家庭はドラマや漫画で頻出する家庭像で、あーこういう家庭って創作ではあるあるだよね、と。

笑顔を装って周囲に振りまく主人公もドラマや漫画ではあるあるで、なんだか恥ずかしくて目を背けたくなった。

陳腐な感じが漂う中で本屋大賞に選ばれたのは、おそらく昨今のステップファミリー家の増加で、それに共感を覚える人々が増えてきているというのが大きいのではないか、とおsれ多くもだが思ってしまった。確かに父親と母親が複数いるという設定は新鮮で、私もそこに惹かれて、この著作に興味を持ったからだ。

石原さとみは可愛くて綺麗で本当に魔性の女って感じだった。表情筋が柔らかすぎて、コロコロ変わる感情を、眉の角度のわずかな違いや、目の開き具合、視線の傾け方、その時の顎の位置、口の形などで自由自在に表現しきっていた。話し方にも、声の調子や高さ、空気の抜け方などで表現していた。ただ、あまりにも変化が大きすぎて、オーバーリアクションにも感じられ、時折、夢から現実に覚めてしまった。

主人公の子役の子は、とても可愛らしくて、大橋のぞみちゃんみたいだった。ただ、私は真っ直ぐで純粋で綺麗すぎるものは苦手らしい。この物語にも、役者さんたちにも何にも問題ないはなく、こんなことを言うのは本当に申し訳ないが、子供だからか、子供らしさを表現する役柄のためか、素直すぎる発言や大袈裟な感情表現には、少し鳥肌が立ってしまった。

母親と主人公が二人暮らしをしていた場面があったが、母親がいつも品質の良い、おしゃれな服装をしていて、パート代からその費用は捻出できるのだろうかと思ってしまった。映画だから、そういう格好は宣伝のためには必要なのだろうが。

田中圭の「旅立ちの日に」の歌唱部分、卒業式の合唱部分では、自分の中学生の時を思い出してしまって、あの日々はもう帰ってこないのか、もう一度戻れたら、としみじみした。ツンともきた。歌詞もピアノもいい。

ただ、途中で挟まれる「泣いちゃだめ。笑うの」と言う台詞には少し興醒め。

いかにも感動させようとしていた表現は苦手なのだと、改めて自分の特性を知った映画だ。

過去と現在を往来する物語の進行は、最近見た映画『百花』を彷彿させた。

田中圭の髪型はいつものようにふわふわしていなくて、髪型を真っ直ぐにするだけでこんなにも真面目に見えてくるんだなと。

日記
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