伊関友伸『地域医療』-医療現場の実態を垣間見る-

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今回ご紹介する本である。

この本の情報は、出版年が出版年なだけに、少し古いと思われます。

しかし、

今読んでも役立つ
教訓的な内容

が書いてあります。

同じ過ちを繰り返さないためにも、一読の価値はあるでしょう。

この本は、受験のために、と手にとったものだったので、私はうとうとしながら上の空で読んでいましたが、おそらくためになると思います。

ぜひ読んでみてください!

以下、私の感想です。


医療の専門が専門化し高度化するほど、必要となる人数も増えると言います。

ですから、各病院のコストが高くなるのは必然であり、仕方ないことだと思われます。

しかし、医療の専門家高度化を知らずに、ただコストを下げろ、人員削減をしろ、と言う人がいるということです。

さらなる啓発運動が必要なのかもしれませんね。

また、この本の教訓的な内容の一例として、

「自分の専門分野ではないとしても、
少しでも関わるとなれば、しっかりと勉強してから話し合いなどに参加するべきだ」

ということがありました。

人の病気を治す医師や看護師逆に病気にかかるのは本末転倒ですしね。

目先の利益ばかり考えるのも考えものです。

市長や偉い立場にある方たちの責任はとても重大だと思われました。

確かに今、どのように生きるか、という問題は大切です。

しかし、将来の幸せや良い街を目指すことも同じくらい重要だと思います。

全てを対象にして何かを実施するというのは、本当に大変なことですね。

そのためには、その分野で専門性を確立した人が決定権を持つことが大切になるのではないかと思いました。

例えば、医療に関する知識を大して持っていない役所の人たちが病院の経営に関する決定権を持っているというようなことは、少し危険なことだということです。

だから、決定権を持ったりハンデを下したりするのは、その方面でしっかりとした知識を持っている人であるべきなのかもしれませんね。

それに伴って、上に立つ立場の人がコロコロ変わるというのは、運営方針の一貫性をなくし、チームとしてのまとまりをバラすことになると考えられます。

そして、病院内で困難な事態を招く可能性も高まるのではないでしょうか。


以下の内容は私の備忘録です。

千葉県にある銚子市立総合病院は、回復しかけたが政府の圧力により事務局長に続き院長も辞職してしまったので結局破綻して潰れてしまったという。

また、自治体病院は外よりもコスト高になることが多い。

奈良県医療に対する問題が起きている。

大学の医局から派遣される若手医師に依存している自治大病院は、研修医制度が変わってからは医師不足が加速している。

医師確保のために、病院に専門性を持たせて派遣を行っている。

人員が少ない病院には、若者達つまり新しく入る人たち働き人が自分たちに負担がかかることを知っているのであえて選ばず、大きな病院に行きそこで働く。

選ばれなかった病院は、人員不足と言う悪循環に陥る。

そして、破産。

また選ばれなかった病院は人不足だと言うことで専門性が低く患者のくる割合も減る悪循環である。


その他にも、教育関係について興味がある方には、以下の本をご紹介させていただきます。

勉強の意義や批判する力、自分がどのようにこれからを生きていくか、などについてとても示唆的な内容となっております。

そのようなことに関する考えを深めたい人には、おすすめです。

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看護学生のまなび@らむ's|A Nursing Student Ram's learning

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