レポート作成のあらすじ
主観さえあればなんとかなる
①書き始めは自分の主観をかく
②主観の根拠を求めるために文献を探して引用する
このように、レポート作成でするべきことは意外と単純だ。
ところが、多くの人が難しいことだと戦々恐々してきた。
わたしもそのひとりだ。
しかし、今回のレポートはスムーズに作成できた。
自分でも不思議だった。
せっかくなので、その過程をここに記載する。
<完成したレポートはこちら!>
主観の根拠の大部分は講義内容にあった
今回、わたしが作成するレポートは「生殖医療」についてだが、それに関することはほとんどレジュメに書いてあった。
このことから、わたしは、講義内容における基礎知識の網羅性と有益性に気づいた。
講義内容を聞き逃したから、と言ってたくさんの本に当たったり、検索したりするよりも、講義を一度聞くことの方が断然効率が良い。
もし、講義は寝て過ごしてきた、と言う人がいたら、ぜひこれからはしっかり講義に取り組んでほしいと思う。
それが無理なら、講義中に先生の言葉をたくさんメモしている友人からレジュメを見せてもらえば、自分がメモしていくよりかは吸収する知識量は減るものの、本やネットから学ぶよりかは、効率よく学習していけるだろう。
はじめに
①
わたしの実体験では、いちばんの課題は書き始めだという実感がある。
それさえできれば、あとは演繹的に、あっという間にレポート作成が完了するだろう。
そのため、ここでは主に、わたしがどのように自分の主張を広げていったかを紹介しようと思う。
また、この記事は、レポートを作成しながら作成しているため、わたしが実施してきたことが細やかに記録されていく。
だから、文章が長い。
この記事は役立たずだ、と思う人がいる一方で、参考にしてくれる人がいると思うので、僭越ながら紹介させていただきたい。
②
大学では3000字程度のレポートを書かされることが少なくない。
Wordの設定によっても変わるが、これは2~3枚に該当する。
わたしを含め、多くの人は文章に書かれていないため、「3000字」と聞いただけで圧倒されることだろう。
実際、わたしもやる気をなくした。
何をそんなに書けばいいの、と思った。
しかし、これから紹介する方法を参考にすれば、レポート作成がはかどると思う。
これから、わたしの実体験を交えながら手順を紹介する。
① 課された課題の意味を考える
わたしは『「これからの生殖医療の進歩ー◯◯における課題についての考察ー」について3000字程度のレポートを作成せよ』(※某大学の課題レポートの説明から引用)の提出を求められた。
また、なぜ”◯◯”というテーマを選択したのか、についても根拠を記述しなければならなかった。
え?
当惑した。
これがわたしの第一の素直な反応だった。
生殖医療が何のことかもよくわからないのに、それについての未来像を3000字も書かなければいけないのだから、わたしのこの反応は許してほしい。
課題文の理解不足
わたしが意味不明だった単語は「生殖医療」だった。
はじめは、「生殖医療に関する本なら、前に読んだことがあるぞ。この課題簡単じゃん」などと考えていた。
ところが、ビブリアで読書記録を確認したところ、それは「生殖医療」ではなく、「再生医療」に関する本だった。
わたしは危機感を感じた。
これは難しいレポートだと思った。
講義内容を復習する
そこで、わたしはもう一度、課題レポートの内容を確認した。
すると、このレポートは「不妊の講義を聞いてから」取り組むよう、指示が出ていたことに気づいた。
もっと早くに気づいていればよかったのが、それは小さく書かれてあったため、わたしは見なかったのだ。
わたしは、ためていたオンデマンド講義の視聴に手をつけた。
講義で3000字程度のレポートを書かされるくらいだから、講義内容と絡めた意見を記述させる魂胆だ、とやっと気づいたからだ。
しかし、その講義動画は計3〜4時間あり、先生が話す内容をすべて理解しようとすると、それ以上の時間がかかる。
残念ながら、わたしは飽き性で、そこまでの集中力はない。
わかりにくい授業の先生もいるため、その先生の言葉をメモして、あとでそれを読み返して講義内容を理解しようという姿勢で挑むのは大変なストレスだった。
また、わたしは提出期限1週間前という時間がないなかで、効率よくレポートの作成を進めたかった。
実際、わたしは講義1コマに相当する動画を1時間視聴しただけで、別のやり方でレポートを作成することにした。
レポートで高い成績ををとるのに、真面目に講義を聞く必要がないと思ったからだ。
課題文で意味不明な単語の意味を調べる
わたしが意味不明だった単語は「生殖医療」だった。
検索すると、不妊に関係がある言葉だと分かった。
あれ?不妊?
わたしは、課題レポートに記述する内容が不妊に関する講義内容と絡めることを確信した。
そこで、わたしは、不妊に関する自分の主観をWordに書きつらねた。
話の流れからして、ここに記入するのは間違っているが、記入するタイミングを見失ったので、申し訳ないが、ここで言わせてほしい。
わたしは「生殖医療」を検索して、不妊には体外受精などの生殖補助医療が行われることを知ったため、それを『「これからの生殖医療の進歩ー◯◯における課題についての考察ー」について3000字程度のレポートを作成せよ』(※某大学の課題レポートの説明から引用)の”◯◯”に入れた。
② 連想しながら考えをメモしていく
不妊と聞いたときの主観をかく
わたしは、不妊という言葉から、高齢出産を連想した。
そして、高齢出産からは、女性の社会進出、という言葉を連想した。
だから、”生殖補助医療”というテーマを選んだ理由について、わたしは
「わたしが生殖医療補助をテーマに選んだ理由は、それが女性の社会進出と女性の女性としての生き方を尊重できるという考えのためだ」
と記述した。
主観の理由を主観でかく
じゃあ、わたしはなぜ、不妊の理由が女性の社会進出による高齢出産にあると考えたのか、ということの理由を考えた。
まず浮かんだのは、育児支援制度の不十分さだった。
女性が自分のキャリア形成と子育てを両立できないことにあるから、どうしても高齢出産になってしまうのではないか、と思った。
だから、それを下書きにつけ加えた。
つぎに浮かんだのは、生き方の多様性だった。
社会が変わって生活の個人化がすすみ、ライフスタイルの多様性が認められるようになったからこそ、高齢出産に対する偏見も薄まった。
だから、不妊治療の実施者が増加して、生殖補助医療が注目されるようになったのではないか、という主観だ。
これもまた、下書きに加えた。
さらに、不妊治療と聞いて、もうひとつ浮かんだのは、代理出産だったので、それもまた加えた。
結果、次のような文章ができあがった。
「現在、育児支援の制度が不十分であるにもかかわらず女性の社会進出が著しい。そのため、高齢出産となることはやむを得ないと言える。また、現在はライフスタイルの多様化がすすんでいる。背景にあるのは女性の社会進出やグローバル化だ。このような理由から、生殖補助医療を利用することは女性の選択肢の一つとして有力となりうると考えられる。 そうであれば、生殖補助医療の進歩によって、そのような女性たちが自分らしい人生を歩む手助けができるようになるのではないだろうか。生殖補助医療を発展させることが今後の課題となるだろう。もう一つ、生殖補助医療が良い理由として、代理母の存在が必要ないことがある。揉め事が減るのだ。資金は〜の方が安価だ。」(307字)
先述のようなことをするだけで、わたしは以上の文章がかけたのだ。
しかし、この文章はすべてわたしの先入観と偏見による主観で埋め尽くされている。
人が納得する文章には、根拠が必要だ。
わたしは、根拠をある文章にするため、引用先を求めて検索に走った。
③主観の根拠となる引用先を探す
サイトに根拠を求める
「生殖補助医療」「生殖補助医療 メリット」「生殖医療 デメリット」「生殖補助医療 リスク」「生殖補助医療 増加理由」「これからの生殖医療」「生殖医療 コロナ」などと検索した。
ピックアップしたのが以下の8つのサイトだ。
①https://www.jsrp.org/committee/recommendation.html
②https://toyokeizai.net/articles/-/187886
③https://toyokeizai.net/articles/-/168431?page=2
④https://toyokeizai.net/articles/-/178203
⑤http://www.jrarm.org/repromedicine.html
⑥http://www.jsfi.jp/citizen/art-qa14.html
⑦http://www.jsfi.jp/citizen/art-qa01.html
⑧https://www.jaog.or.jp/sep2012/JAPANESE/MEMBERS/TANPA/H14/020701.htm
ところが、これらのサイトはバラバラで、わたしが必要だと思う情報には手が届かなかった。
そこで、講義内容の題名に「不妊」という言葉が含まれていることを思い出し、講義に根拠があるのではないかと考えた。
講義内容に根拠を求める
つぎに、レポートに講義内容を絡めるため、わたしの選択したテーマで使えそうな講義内容がないか、と講義内容が要約されたレジュメにサッと目を通した。
オンデマンド講義の動画を視聴しないのは、レポート作成をするには効率が悪いと判断したからだ。
もし、レジュメで使えそうな部分があれば、そこだけ動画を視聴して理解を深めようと思った。
結果だけ言うと、わたしが求めていた根拠の大部分は講義内容で収集できた。
少し話がずれるが、やはり講義は基礎知識を網羅していて、受ける価値があることを改めて実感した。
では、実際に視聴した講義内容は何か。
それは以下にあげる通りだ。
・不妊原因について
・不妊治療の種類と特徴
・人工授精
・生殖補助医療の種類と発展
・ARTによる出生児数の変化
・不妊に悩む人々の状況や社会背景
・不妊治療の特徴と看護
・不妊に関係する制度や施設
(某大学の講義のレジメより引用・抜粋)
文献にあたらずとも、ほとんど講義内容から引用するだけで、レポートが終わりそうである。
最後に
上記の通りにわたしはレポートを作成した。
今回は運よくこの方法でいけたが、他のレポートでもこの方法が通用するかは、まだわからない。
先ほども述べたが、わたしはこの記事を作成しながらレポートに取り組んでいる。
レポートの提出が1週間後に迫っているので、レポートに時間を割かなければならない。今回はここで記事を終わりにする。
PV欲しさに記事を書いて、レポートの完成度を低めては本末転倒だ。
数日後にまた完成したレポートを記事にしてあげようと思うので、ぜひご覧いただきたい。
<追記>
レポートが完成しました。
どうぞ合わせてご覧ください。
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