わたしが初めて犬夜叉を見たのは2017年だった。
Netflixの無料お試しを利用し尽くそう、と星がたくさんあるもので面白そうなアニメを探していたところ、井戸から出てきた女性の手を引く耳男子が目を引いた。
妖怪やら剣での戦闘ものやや戦国時代へのタイムスリップやらは、いかにも厨二病な感じがしたし、高校生が見るなんて…と思いながらとりあえず1話をみはじめたらハマった。
無料お試し期間が切れそうなのと、ストーリー展開のテンポが良いのとで、あっという間に無印は見終わってしまった。
無印は中途半端な終わり方だったので、その後を知りたくて「犬夜叉 その後」などと検索していたら、完結編があるということを知った。
当時は、Netflixに関連動画の欄があることを知らなかったので、こうして犬夜叉のアニメをすべて見終え、さらに3週はしたと思う。
このときのわたしは犬かご派で、その関係が進展する過程が好きだった。
そして、3年が経ったある日、犬夜叉の世界観が懐かしくなり、わたしはネットで「犬夜叉」と検索した。
そこで、殺生丸の娘が主人公である「半妖の夜叉姫」が始まることを知った。
それがきっかけとしてあり、3年も経ってわたしの精神も成長したのか、今度は殺生丸の成長に関心が向いた。
それで、もう一度アニメを無料で見ようとFacebookの動画欄で「inuyasha ep1」と調べたところ、偶然2日前に一斉にアップデートされた犬夜叉のアニメを鑑賞することに成功した。
ところが、Facebookの監視は厳しかった。
アップデートされた犬夜叉の無印から完結編までのアニメはすべて「著作権の問題で削除され」ていた。
わたしは犬夜叉の世界観にまだ浸っていたかったので、海外サイトで犬夜叉を無料で見れるサイトを探した。
結果、そこで全話見ることができた。
そして、「半妖の夜叉姫」の放送が始まり、わたしは時代樹の中にいる女性と殺生丸との関係、殺生丸の妻は誰か、ということを考察することに夢中になった。
インスタを開いては、「殺生丸」と検索して殺りんの画像を探したり、殺生丸一家の家族画像を保存した。
それでは飽き足らず、YouTubeで殺生丸のプロポーズセリフを何回も聞いたり、殺生丸の声が入ったCDドラマを鑑賞したり、キャラコというユーチューバーが考察する「半妖の夜叉姫」で殺生丸の心情に対する理解を深めようとした。
丸3日、このようなことを夜中まで同じように繰り返したものだから、わたしの目は疲労して目の下のクマがひどく黒かった。
また、このような単純接触効果によって、わたしは殺生丸にどハマりした。
メルカリで900円の殺生丸のラバーストラップを買ってしまうほどだ。
調べ尽くしたネット情報によれば「半妖の夜叉姫」は来年の3月で終わるらしい。
今週の土曜日は7話目が放送される。
そこでは、麒麟丸の息子らしい、リクという人物が出る。
犬夜叉や殺生丸が出て、前作のキャラクターが登場する日も近いと思う。
しかし、この「半妖の夜叉姫」は高橋留美子が作話してるわけではない。
アニメオリジナルであり、同人誌や二次創作の類のようだ。
殺生丸の娘だという、とわとせつなは、髪に赤いメッシュが入っていて、瞳の色は金色じゃない。
殺生丸に娘がいるというのは嘘なのではないか、というくらい殺生丸とビジュアルが似ていないのだ。
「半妖の夜叉姫」を見ることで、わたしの中の殺生丸のイメージが壊れるのは嫌だし、前作キャラクターの娘たちが可哀想な幼少期を送っていることも受け止められない。
制作スタッフには、殺生丸のイメージを崩さないようなストーリー展開で、殺生丸一家が平和に団欒している結末を描いていて欲しい。
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