べてるの家に行ってみたい

日記
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大学の臨床心理学の先生の好きな言葉は

本日も順調に問題あり」(向谷地生良)です。

オンライン講義の第1回目〜第7回目まで、欠かさず講義の最後に上記のスライドをつくっていました。

いつもはながし読みしてすぐにおわるスライドでしたが、めずらしいことに、第7回目の講義ではそのスライドに1分30秒かけていたんです。

7回目になって初めてこの言葉の真意を語ってくれました。

毎日いろいろなことがあります。いいこともありますけど、なかなか大変なこともありますね。しかし、人間というのは、自分にとってはしんどいと思う問題に誠実に向き合うことで、自分自身が形成される。あるいは、時運がより豊かになっていくと考えることができるというのがこの言葉の真意です。

どうかみなさんもですね、人間のトラブルの多くは人間関係なんですが、その人間関係の中でですね、自分が成長していくこと、それをひとつひとつ一生懸命考えていくことを通じて成長していかれるということを大事にしてほしいと、こんなふうに思っています。

はい、では、今日も静聴していただきありがとうございました。

わたしの大学の臨床心理学の先生

この言葉は、いつも以上にわたしの心に響きました。

それで、文字に起こしたくなってしまいました。

こんなユーモラスな一文をつくった向谷地生良さんはどんな人なのか、と、この7回目の講義になって初めて気になりました。

そして検索してわかったことがこれです。

向谷地さんは北海道の過疎の町でべてるの家を経営なさっているかたです。

「それまで精神医療の世界では、精神障がいや精神疾患の人には『語らせてはいけない』と言われてい」た精神医療の常識を覆し、逆に語らせることによって心のケアをしようということです。

べてるの家では、「幻聴や幻覚を持つもの同士が『三度の飯よりミーティング』というべてるの文化」のもと、「『語ること』で『仲間の力』を回復する」ことが行われています。

このhttps://soar-world.com/2019/01/22/conference2018_mukaiyachi/というサイトを読んで印象に残った言葉があります。

社会には、もともと汚れた言葉を浄化する作用があったんじゃないかと思います。ひとつの言葉が誰かいに伝わり、また誰かに伝わり、そうやって言葉が「人のつながり」という層を経るなかで浄化されていくような機能があったのではないでしょうか。

https://soar-world.com/2019/01/22/conference2018_mukaiyachi/

シンプルな文章ですが、深い意味を帯びているように感じられます。

わたしは、人が話すのは承認欲求を満たすためだと思っていた節がありましたが、会話の効力はそれにとどまらないことに気づきました。

本やインタビュー記事を読むことを通じて、向谷地さんの考えに感化されたい。

そう思った今日の朝のことです。

日記
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