小松秀樹『医療の限界』-自他保護…勉強の意義-

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今回紹介する本である。

とても考えさせられる、示唆的内容です。
一読の価値は大いにあります。

ぜひ読んでみてください!

これからは私の感想です

何事も互いに歩み寄ることが大切なんだと思います。

一方だけが歩み寄ろうが、もう一方も歩み寄らなければ意味がありません。

そのために問題が生じるのであれば、きっと歩み寄らなかった方に責任があります。

イーフォームドコンセントとは、患者さんにしっかりと病気の治療方とそれのリスクを説明して、自身で治療を決めることです。

しかし、その裏には、医師の私は全てを話したのだから、何かが起こったとしてもその上で決定したあなたに責任があります、ということを含んでいるのだとわかりました。

未知の領域がまだ多い人体です。

それに対して、医療行為を行うということは傷つける事と同じです。

治療が上手くいくかは不確実であり、しっかりとリスクを考慮していかなければならないのだと理解できました。

私たちが勉強する意義の一つとして、視野を広げて相手の立場から考えられるようにすることが挙げられると思います。

科学的根拠を元に話し合うことで、互いに納得できると思います。

だから、感情に任せた不毛な争いを避けられるのではないでしょうか。

現実的に無理なことであれば、ああ、無理なのね、と諦めがつきます。

そのため、各個人が専門外の分野について主体的に学んでいくことは大切だと思います。

そうすることにより、相手の不適切な言動に気づくことができます。

異議を唱えることも可能です。

そして、そのことは、自分の身を守ることにつながります。

そのほかの勉強の意義として、すこしでも、より良い選択をすることができるようになることだと思います。

選択を迫られた時、正しい知識を駆使することにより、よくない方を選択しないように、と注意できます。

確かに、失敗はしないに越したことはありません。

しかし、してしまった時にはそこから学んで同じ過ちを繰り返さないことが
成長のためには大切なことなのだと改めて認識しました。

わたしは医療行為は慈善活動の一種だと思いました。

なぜなら、医療従事者が患者の役に立ちたいと思い、使命感を持って全力で治療に励んでくれるからです。

使命感という責任感がなければ、多くの人が死んでしまったかもしれません。

それにもかかわらず、その陰の努力を知らない人から批判を受けてしまうことがあります。

例えば、治療の完璧さを求めた患者に批判されてしまったら、医師は自分の生きがいをなくしてしまうかもしれません。

悪意ある医師が相手なら、どんどん罵った方がいいこともあるかもしれません。

しかし、医療従事者の多くは基本的に優しいと思います。

私たちは、このように自分に尽くしてくれる人を傷つけないためにも
他分野を学ぶ必要があるのでないでしょうか。

他に大事なこととして、次のことが収穫できました。

「何かを決定するときには、事実を元にするべき。
目先の成功ではなく、長い目で見た時の成功にかけること。」

です。

短絡的に考えるのはよくないことだと思いました。

他人の視点から見たよくない点や、失敗や成功などの情報と経験を共有していくことで、技術が発展するのだと思います。

だから、内部告発を行うことで、是正につながるのでしょう。

今後はさらに学び、自分と他者を守れるようになりたいです。

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